娘の難病で。。。自分が強くなった

2020年3月8日

NHKの番組 「ガイロク」で素敵な女性を見た。

 

ウクライナから来日した女性が話して下さった話。

来日して結婚。娘さんが生まれて、8か月の子どもが座らない、玩具がつかめない、お母さんが拍手しても映画を見せても反応しない。おかしいと心配になり、小児科を受診。詳しい検査を受け、アンジェルマン症候群とと判明した。

「アンジェルマン症候群とは、重度の精神発達の遅れ、てんかん、失調性障害、容易に引き起こされる笑い、などの行動が特徴 」

 

彼女は非常にショックを受けたが、そこから、子どもがいるから暗い顔を子供に見せる訳いかないと自分の気持ちを心の中にしまい、頑張るしかないと、自分で調べて、障害のある子どもを支援する施設にたどり着いた。そこで様々なアドバイスを受け、娘さんの変化に気づくようになり、自分と娘さんが通じていることが分かり、それが彼女の支えになった。

この間、娘さんと一緒に乗り越えた事がたくさんある。娘さんの笑顔を見ていると、自分も笑うしかないと、笑って。娘さんは病気で無意識で笑う。どんなに苦しくても笑うとちょっと楽になる、大丈夫だと思えると。

 

娘さんは7歳になった。今は娘さんが立つようになることが目的だという。

 

 

今彼女が思うことは、前より自分は強くなった、自分を好きになった、自分の心の半分が娘だから、娘を好きになって、娘の目を通して世界を見て自分を好きになった、自分を好きになると周りの人も好きになった、気持ちが落ち着いた、自分が強くなった、もう問題ないということ。

そう語るその女性は非常に落ち着いて優しい目をして、こちらに安心感を与えてくれた。外国で(離婚して)1人、障害のある子どもを育て、こまでくる道のりがどんなに大変だったか、想像に余りあるものがある。その大変さを乗り越えて来られた自信が感じられた。

 

 

 

元々のその女性の持っていた強さももちろんあるだろ。それは絶対欠かせない。困難を乗り越える力があった。そして、更に力を与えてくれたのが、障害を持つ娘さんだった。娘さんの笑顔がどんなに救ってくれたことか。

 

 

 

自分が好き、ということがどんなに大切なことか。改めて再確認した。自分が好きは、自分の肯定。

せめて今すぐにでも出来ることは、笑うこと。本心でなくても笑顔を作る事だけで効果があると言われている。

簡単ではないかもしれないがやってみよう。